セキュリティに配慮した働き方改革支援モデル
富士通ではそうしたニーズに対応して「働き方改革(テレワーク)支援モデル」の販売を開始した。“支援モデル”と銘打っているだけに、従来モデルと比較して価格が最大25%引き下げられている。
提供されているのは、軽量のモバイルPCとコンバーチブルPC、そしてタブレットの3つのモデル。これらのデバイスの特徴は、働き方のシーンに応じた機能が提供されていることだ。テレワークが注目される以前からモバイルで利用するデバイスを手がけてきた同社のこだわりが感じられる。
特に共通しているのは、企業ユースを意識してエンドポイントセキュリティを重視しているところだ。それを象徴する仕組みが「手のひら静脈認証」である。
多くのアプリケーションでは、IDとパスワードによってセキュリティを確保して来た。しかし、IDやパスワードが盗まれる可能性もあって、なりすましを完全に防止できるわけではない。
実際に、パスワードをプライベートでも仕事でも使い回しているケースは多く、盗まれるリスクはゼロではない。そうかと言ってワンタイムパスワードのような追加機能を付加すると、ログインまでの手順が増えたり、トークンを持ち歩かなければならないないなど、利便性が低下する。
高いセキュリティレベルを確保し、同時に利便性を損なわない仕組みとして注目されているのが生体認証である。その代表格が指紋認証だろう。しかし、指紋が薄くなっている人には適用できなかったり、寒さによって認証しづらくなるといった欠点が指摘されている。
その他顔認証など、数ある生体認証の中でも最も認証精度が高いと言われているのが、手のひら静脈認証である。手のひらの静脈は血管が太く、数が多いため情報量が多く、その分、高い精度が確保できる。また、非接触型でかざすだけで認証できるというメリットもある。
富士通が用意した「働き方改革(テレワーク)支援モデル」ではタブレットモデルを除く2機種にこの手のひらの静脈認証が採用されている。ユーザが意識することなく、高いセキュリティレベルを確保できるのは大きな魅力だろう。
用途によって選択できる3つのモデル
以下、「働き方改革(テレワーク)支援モデル」として提供されている製品を見ていこう。
まずモバイルPC「LIFEBOOK U937/R」は持ち歩いて利用することを想定したモデルだ。徹底的に軽量化が追求され、モバイルPCと言いながら約13.3型の画面を持つ。厚さはわずか約15.5mmという超薄型で、標準モデルの重さは約799gしかない。バッテリーの駆動時間は約17時間※と長く、一日中外出していても利用できる。
※大容量バッテリーの採用で約17.0時間(注)の連続使用が可能
(注)JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver2.0)に基づいて測定
しかも、企業として業務に利用することを前提とした配慮が随所に盛り込まれている。例えば、外部と接続するインターフェイスも充実していて、この薄さで有線LANを接続できるように工夫されているのは驚きだ。
薄くて軽い“スタイリッシュタブレット”である「ARROWS Tab R727/R」は、同社のスマートフォンの流れを組む製品だ。カバーキーボードが用意されているが、基本は画面だけで利用する。画面のサイズは約12.5型。見やすい角度に立てられる調整可能なスタンドも装備されている。
この製品がこだわっているのはペン入力だ。専用のアクティブペンによってアナログ的な使い方ができるので、手を動かして覚えるような教育現場や深い思考を必要とする企画業務、絵を描いて伝えるクリエイティブな仕事に向いているデバイスだ。
ペン入力というタブレットの良さと、ノートPCのキーボード入力の両方の利点を兼ね備えたものとして提供されているのが、コンバーチブルPC「LIFEBOOK P727/R」。約12.5型の画面を持つコンバーチブルPCとしては世界最小クラスと持ち運びやすい。
もっとも大きな特徴は画面を360度回転させられることだ。“サバ折り”形式で自由な角度に回線させることができ、立てて使うことも、タブレットとして利用することもできる。キーボードを使って入力したり、ペンを使って企画をまとめたり、画面を通して相手に資料を見せたりする営業ワークに最適なデバイスになっている。
同社がこれらの3つの機種を用意した狙いは、実は多様性を持つテレワークのあらゆるニーズに応えるためだ。それぞれの利用シーンに合わせた最適なデバイスを選択できる。テレワークで生産性をあげたいと本気で考えているのであれば、テレワークにこだわった富士通のデバイスを是非試してみて欲しい。
<富士通ワークスタイル変革に関するお問い合わせ>
■富士通コンタクトライン(0120‐933‐200)
■受付時間 9:00~17:30(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)